ベイブという映画では豚を大量に使って撮影していた

「ベイブ」という映画は日本でもヒットした有名作品で、見たことがある人も多いでしょうし、見たことはなくても名前は知っているという人が多くいると思うのです。
しかし、このベイブという作品を撮影するにあたっては、とんでもない苦労話があったのです。
ベイブという作品は動物である豚が主人公となっており、しかも
子豚が主人公というところがポイントになります。
何が問題なのか?というと、子豚の時期というのは身体が成長する速度がとても速いため、人間が想像する以上に短期間で身体が大きくなっていきます。
つまり、1頭の子豚のみを撮影に使うとなると、月日が経って後に撮影するシーンになるほど、登場する豚の身体のサイズが全く違うような状況が生まれて、非常に不自然な状況となってしまうのです。
映画の撮影が数日くらいで終わるならばともかく、ベイブの場合にはかなり長期に渡ったと思われるので、映画の中で豚の身体のサイズが不自然ではない状況を常に維持し続けないといけないとなれば、撮影が進むにつれて、どんどん違う子豚を大量に投入していかないといけないとなります。
どのシーンでも子豚の身体のサイズが一定に見えるようにするには、そういったことをしないといけない事情があったため、結果的にベイブでは撮影が終了するまでに48頭の子豚を使ったとされています。
こういったところは
撮影スタッフの当初の予定とは全く違った部分になった可能性もありますが、人間以外の生き物を映画に使う場合にはそういった予想外のことが起きる可能性はあります。
映画ではそういった部分については全く映っていませんし、多くの人間は知ることはないと思われますが、良い映画を撮るためには、いろいろな苦労が常に存在しているということは、視聴者は知っておくと良いと思うのです。